半谷秀辰(はんがい・ひでとき)
大堀相馬焼の開祖とされる半谷休閑の子孫。現・大堀相馬焼協同組合理事長として震災原発事故による避難を経験、二本松市の「陶芸の杜おおぼり二本松工房」再建を担う。
「大堀相馬焼は、ひとつひとつ丁寧に我が子に語るように愛情を込めて作り上げる三百二十年の伝統の技、使う程味が出てきます」(半谷秀辰)
伝統的な器や湯飲みから、マグカップ、カレー皿、多用丼、小鉢類など、多彩な製品を製作。
「伝統を守り、心のささえになれば」と、浪江町から避難した子どもたちの大堀相馬焼陶芸教室にも力を入れる。